Bi-Weeklyぴあ 2010年3月4日号(2/18〜3/3)
定価350円
※関東版「ススめる!ぴあ」にも同じ記事が掲載
・LIFE+WORK
P11〜P17 計7ページ
写真は屋上のようなところで、薄いグレー(ブルー?)のスーツに
白の花柄ジャケット。涼しげな光一さん。
「SHOCK」と歩んだ10年、ということで、SHOCKについてがっつりインタビュー。
いつもの唐澤さんではなく、過去のTVぴあ、
そして今回のSHOCK連載のインタビュアーである上甲薫さんのテキストです。
他誌と変わりなく、自分の仕事論について淡々と語る光一さんはいつものことですが、
それを表す表現にいちいち頷いてしまいます。
仕事に関しては昔から恐ろしいほどシビアだ。
そのシビアさは仕事内容についてという意味にとどまらず、
仕事の概念そのものが人とは違う。
ミュージカルをやるようになったキッカケも、自分から言ったのか?という質問に、
「んなこと言うワケないじゃん!」と、電光石火のように返ってきたとか(笑)。
好き嫌いで仕事を選ぶなんてもってのほか、と言わんばかり。
私たちがみな持っているはずの権利”職業選択の自由”を言うことすら
はばかられるような迫力だ。
こういう人を言い表すにあたり、自他共に認めるもっとも簡単な称号がある
―――仕事人間。
そんな風に思われていても本人は。
仕事がなかったら自分という人間がいなくなっちゃうから。
何ていうのかな、考え方や振る舞いひとつにしても、
仕事することで自分自身が作られてきたというか、
仕事に影響されて今の自分があるわけで。
それは”仕事人間”になった原因であり結果であるのかもしれないね。
うん、確かにシビア。そして、決してブレない。
そしてこのインタビュアーさん、他のライターさんがあえて触れない?ことも。
人前に立つ仕事を始めてこの方、およそ満席の会場しか経験したことがないのでは?
そう訊くと光一は、まるで言いづらいことでもあるかのように
「うん、ないかもね」と小さく頷いた。
だけど俺にとっては、満席になることイコール満足、では全くないから。
そりゃお客さんが半分ぐらいしか入ってなかったら
まずは満席から目指そうってとこから始めるんだろうけど、
満員になったらなったで、じゃあその全員を100%満足させよう、
という次の目標があるから。
客席の反応も、冷静に客観的に見つめられていると思います。
ひとつ言えるのは、お客さんは本当に正直だってこと。
いくら好きなタレントが出てたって、
つまんないものにお金払って何度も来てはくれないもん。
特に俺ぐらいの年齢になると厳しい目線の人も、男の人も年配の人も多いし、
明らかに初期の『SHOCK』とは客層が変わってる。
その全員に満足して帰ってもらうのは本当に困難だよ、そりゃ。
そして、満足させることと求められるものを見せることは違う、とここでも。
要望は応えるというより、超えるためのものなんだよね。
堂本光一の仕事論、これだけで本が出せるんじゃないかと思ってしまうくらい
かっこ良くて尊敬できて、大好きなところです。
・連載[Endless Days 堂本光一のオワラナイ日々] vol.2
P158 計1ページ
今回も稽古場から。光一さんの写真は、パソコンに向かっている後ろ姿のみ。
小道具の新聞や、刀の紹介あり。
ずっと使っているというタンブラーは、かなり年季が入っています。
珍しいのは日程表が写っていることかな〜。1週間単位で書かれてるんですね。
(10/6/17更新)